AviUtlとAviSynthのスクリプトを使用すると、無料でフレーム補間を使用した滑らかなスローモーションが作れます。
手順に入る前に、以下のサイト様を参考にして、AviUtlでフレーム補間した動画が出力できるようにしておいてください。
目次
作り方
ここでは60FPSで録画したavi形式の動画を10分の1の再生スピードにし、最終的に30FPSのスローモーションを作成するとします。
(YouTubeの限界は30FPS)
60FPSの動画を10分の1の再生スピードにする
aviutlの拡張編集で動画を60FPSで読み込み、再生速度を100.0から10まで落とします。
速度を落としたらAVI出力します。これをdougaA.aviとします。
60FPSから10分の1の6FPSに変換する
aviutlの拡張編集でdougaA.aviを60FPSの10分の1である6FPSで読み込み、AVI出力します。これをdougaB.aviとします。
スクリプトを書く
メモ帳に以下のスクリプトを書きます。
※変換する動画のパスと、FPSに注意してください。動画のパスはdougaB.aviの場所とし、FPSは今回YouTubeの上限である30FPSとします。
AVIsource("C:\dougaB.avi") #変換する動画のパスに書き換える
ConvertToYUY2()
super=MSuper(pel=2, hpad=0, vpad=0)
backward_1 = MAnalyse(super, chroma=false, isb=true, blksize=8, blksizev=8, searchparam=3, plevel=0, search=3, badrange=(-24))
forward_1 = MAnalyse(super, chroma=false, isb=false, blksize=8, blksizev=8, searchparam=3, plevel=0, search=3, badrange=(-24))
backward_2 = MRecalculate(super, chroma=false, backward_1, blksize=8, blksizev=8, searchparam=2, search=3)
forward_2 = MRecalculate(super, chroma=false, forward_1, blksize=8, blksizev=8, searchparam=2, search=3)
MBlockFps(super, backward_2, forward_2, num=30, den=1, mode=0) #numを60FPSなら60、30FPSなら30とする。
書いたら拡張子を.avsとして保存しておきます。AviUtlの動画読み込み先に置いておくと扱いやすいです。
スクリプトを使ってスローモーション動画をAVI出力
AviUtlで先ほど作成したスクリプトを開き、AVI出力します。これをdougaC.aviとします。
このdougaC.aviが今回完成したスローモーション動画になります。他の動画と合わせて使ったり、YouTubeにアップロードしやすいようにエンコードしましょう。